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理想と現実

2020年9月8日

先日ある洋服屋さんに行った時に、お忙しいですか?と聞くと

「店舗での売り上げでなんとか」と言われました。

「ECなどで通販とかってどうなんですか?」

と言って私がいつも話す通販での顧客サービス案をいくつか提案してみました。

すると

「それは理想ですよ」「現場のことわかってないから」「そんなん絶対無理です」と

言われました。その後帰り道であの一言が気になりました。

「それは理想ですよ」

理想ってなんだろう? 妄想や空想なんかと何が違うのだろう?

妄想とは

全く何の根拠もなく想像したことが、「あたかも現実に起こっている」あるいは「起こる」という事を強く思っていて、そこに囚われて抜け出せなくなって訂正することができない主観的な信念。

空想とは

現実世界ではありえない事に対し、強い憧れや興味をもって想像すること。ただ想像する人はしっかりと現実世界の事も分かっている。

幻想とは

空想と同じく強い憧れや興味をもって想像し、『霊、神、悪魔』などの「見た事は無いけれど、もしかしたらいるかもしれない」という、不透明な存在のモノを強く追い求めている状態

夢想とは

夢のようにあてもなく思い馳せることや、将来の夢や希望に胸を躍らせるという定義をされており、自分の理想を常に想像(追求)しています。しかしその理想が、とても現実的では無かったりする場合がほとんど

理想とは

「人が心に描き求め続ける」「それ以上望むところのない完全なもの」、「そうあってほしい」と思う最高の状態を想像すること。又は理性によって考えうる最も完全な状態であり、実現したいと願う最善の目標あるいは状態

つまり人は想像をする生き物なのですが、その内容によって

妄想、空想、幻想、夢想、理想と振り分けられるのです。

よく考えると特殊な立場や職業でなくとも、唯一理想だけが誰も否定できない求め続けられることではないでしょうか?

実現する可能性だけを先に考えて、取り組まないのはある意味賢明なのかもしれませんが

そんな現実主義ではなく、理想を求めていく姿勢こそが私は理想だと考えています。

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